礼文島遺産ミュージアム

文字サイズ

古代
香深井5遺跡

特徴

香深井5遺跡は、東海岸中部の香深井地区の南端に位置する遺跡で、 平成6年に体育館建設前の事前調査によって新たに発見された遺跡です。 標高3mほどの砂丘上に営まれた集落で、住居跡をはじめ、多数の石を積み上げた集石遺構、ゴミ捨て場などが多数見つかっています。

包含層出土土器・石器・骨角器・土製品

包含層出土土器・石器・骨角器・土製品

土器は深鉢形がおおく、初期の文様は口縁に小さな瘤や円形のくぼみが特徴で、 末期では型で押す、指でこする文様などのほか、全く文様が付けられない場合もあります。 精巧に作られた骨角器や、石・土で作られた装飾品なども多く出土しています。